両刃の剣合成窒素肥料

窒素と水素を合成させてアンモニアを作り、合成窒素肥料が作られるようになると植物性の食物は飛躍的に増産できるようになりました。

しかし大量の窒素が土壌に加えられる事で環境にとっては色々な害が出てきました。

土壌に残った合成窒素肥料由来の硝酸塩は、土壌そのものを酸性化させるので重金属が溶け出たり微量栄養分が失われて貧しい土壌になって行きます。

また窒素肥料を食べた土壌の微生物は一酸化窒素を大気に放出することになりますが、その量は工場や自動車等が排出する量よりも多いとみなされています。

しかも硝酸塩は水に溶けやすいので河川や湖沼、最後には海に入って「富栄養化」をもたらして藻やバクテリアを大量に発生させます。

すると水中は酸欠となり魚を始め様々な生き物が棲息できなくなるのです。硝酸塩として人の体に入るとへモグロビンに異常を起こしたり、がんを発生させる危険性も指摘されています。

しかし現在使われている合成窒素肥料は現在人類が摂取している蛋白質中の窒素の3分の1をまかなっているとの試算もあります。

特に耕地が少なく人口の多い途上国では食物の生産は死活問題で、合成窒素肥料に依存せざるを得ないとのが現状です。

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