ダイオキシン

史上,最強の猛毒といわれているダイオキシンはべトナムで使われた枯葉剤でよく知られるようになりました。最近では人の母乳からも検出され、パニックに陥れています。

このダイオキシシというのはDDTやPCBと同様にエストロゲンに似た働きを持つ有機塩素系の環境ホルモシのひとつです。

しかしその毒性はDDTの1000倍以上、強い発がん性や催奇形性を持っています。

しかも分解されないのでいつまでも環境の中に残留し、生物の中に取り込まれて生物農縮がおこり、食物連鎖で上位の捕食者ほど濃縮力が起こる事になります。

日本中のゴミ焼却所からは年間1.3~10kg(誤算によってバラツキがあります)が排出されていると考えられていますが、焼却炉から発生ずるだけでなく、専門家にも"汚染源はまだ半分も分かっていない"というほどに謎が多い物質です。

ダイオキシシはそもそれ自体を目的として合成したのではありません,他の化学物質合成の副産物として生まれた物で異性体は70以上もあり、プラスチック等に限らず塩素を含む物質を燃やせば発生する可能性があります。

ドイツでは1990年に0.1 ng-TEQとしましたが日本では廃棄物焼却炉4t/h以上既設施設基準1 ng-TEQ/m<sup>3</sup>N新設施設基準0.1ng-TEQ/m<sup>3</sup>Nと規制値が甘く設定されています。

ダイオギシシの毒性
急性      死亡
催奇形性  シャム双生児、四肢異常、口蓋裂・無脳症 ・無眼症、斜視
生殖障害  流産、死産、子宮内膜症、性行動異常、精子数減少
発がん、胸腺萎縮、脾臓萎縮、造血障害、免疫力低下、皮膚炎、

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