糖尿病と酸化ストレス

活性酸素が体に与える影響のことを酸化ストレスといいます。

体は活性酸素を処理するシステムを持っていますが、老化やストレス等によって処理が追い付か無くなる事があります。

その様に酸化ストレスがひどくなると、細胞内の伝達が異常になったり、DNAを傷つける様になります。

酸化ストレスは様々な病気に関係していますが、糖尿病にとっても大きな影響がある事が次々に分かってきています。

グルコースは反応性が高く、高血糖が続くと、蛋白質と反応してその過程で活性酸素が発生するとみられています。

またミトコンドリアでも高血糖の為過剰な活性酸素が作られている様です。

このような酸化ストレスによってインスリンを分泌する膵β細胞が破壊され機能異常が起こる事が確認されています。

更に糖尿病患者の体の中では様々な酸化ストレスが増加していて、反対に抗酸化活性が落ちている事も分かっています。

しかも血糖コントロールが悪ければ悪い程酸化ストレスが溜まっています。

だとすれば、抗酸化物質を摂取すれば糖尿病による障害が軽減されるのでは、と考えるのは当然の事で、実際ビタミンEの投与が効果的であるとの報告があります。

ビタミンEその物は血糖値に影響するわけでは無いのですが、網膜の血涙を改善したり、クレアチニンクリアランスで過剰な濾過が改善してるという様に、症状の改善や悪化を抑えるのに有効だといえる様です。

またβカロチンも改善効果がある様です。既に糖尿病の人はもちろん、境界型の人も抗酸化物質を充分に摂る事が必要です。