ホルモンとミネラル

人体に必要なミネラルは30種類近くあって、どれが欠けても健康ではいられません。

しかし、ホルモンにとって特に関係が深いといえるミネラルがいくつかあります。

亜鉛、銅、マグネシウム、マンガン、ヨード、クロム等がそうです。亜鉛は200以上の酵素でも使われていて、インスリンの構成成分でもあり、インスリン濃度の調整をしています。

また卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンの働きも助け、性の発達や生殖機能に欠かせません。

前立腺肥大を抑制するミネラルでもあります。マグネシウムは甲状腺ホルモン分泌に関与していますが、インシュリン抵抗性を抑える働きもします。

ヨードは特にチロキシン、トリョードチロニン等甲状腺ホルモンの構成成分である事はよく知られていますが、その甲状腺の作用でもあるアドレナリン、成長ホルモンの効果を強める働きをします。

ただし摂り過ぎは甲状腺のヨードの取り込みが障害されてかえってホルモンの生成が低下するといわれています。

ヨード中毒になる事もあるので、体に良いからと多量の昆布を食べ続ける事は良くありません。

またチロキシンから活性型トリョードチロニンに変換する時には銅と亜鉛が必要です。

マンガンはインシュリン、性ホルモン、チロキシン、アセチルコリンの生成に関与しています。

クロムはインシュリンの作用にとって欠かせません。不足すると血中インシュリン濃度が上がり、血糖が異常に上下します。それぞれ多く含む食品は以下の通りです。

亜鉛:牡蠣、かに、うなぎ、ナッツ類、カボチャの種
銅:牡蠣、レバー、ナッツ類、マメ類
マグネシュウム:玄米、ナッツ類
マンガン:抹茶、煎茶、大豆、ナッツ類、胚芽
ヨード:昆布、ワカメ、魚介
クロム:牛レバー、ハマグリ、牡蠣、玄米、胚芽米