快適な睡眠環境は

快適な睡眠を得るには、寝室の睡眠環境を整えると随分違ってきます。

寝室の保温・保温・遮光・遮音・防風・防臭・防塵・防虫等、五感に刺激を与えない様に工夫をすれば良く、物理的にも心理的にも安全だと思えないと熟睡できません。

音では、屋外からの騒音もありますが、家庭内の物音も問題です。時計の音等、いつも出ている音は慣れますが、中高年はトイレを流す音等の急な物音で目が覚めたりします。

寝室を遮音する為には、床にカーペット、壁に遮音材、窓や出入り口に厚手のカーテンをする等の工夫が有効です。

温度・湿度は、夏と冬では異なりますが温度は布団の中で33度、湿度は55%が快適だとされています。

温度が5度高くても低くても、徐波睡眠という深い眠りが2割も減ってしまいます。

電気毛布やエアコンを使うと温度管理はできても湿度が低くなり過ぎて、喉が乾いたり、高齢者では脱水を起こす危険があります。

マットレスが柔らかい場合、腰部と肩甲骨が沈むと腰椎が反り返るので、腰痛のある人には負担となります。

逆に硬過ぎる場合はクッション性が弱いため、肩甲骨や腰骨、踵等が圧迫され、どの姿勢も長く続けられないので深い眠りが訪れません。

特に高齢者では背中の筋肉が薄くなっていて、出っ張った骨の部分が床ずれを起こしやすいので要注意です。

ウォーターペッド、エアークッション、最近流行りの体圧分散機能を持つマットレス等試してみるのも良いでしょう。

枕では6~9センチの高さが最も安眠できるというデータがあり、材質も頭が沈み込むパンヤでなく、ある程度の形が保てるビーズやパイプ等がいいのです。

鶴巻温泉治療院