首の痛みの原因
関節運動軸のズレによる痛み
例えば首の後ろが痛む女性がいたとします。その場合硬くなっている首の後ろを緩めると考えがちです。
この場合は斜角筋群等の頚部の屈筋群を見なければなりません。伸筋群も損傷する場合もありますが、傾向として屈筋群が損傷して緊張していたり癒着瘢痕化している例が多いです。
こうした背景から頸部屈筋群が問題となりやすいのです。
屈筋群の中でも斜角筋が重要です。
この筋が緊張してその後癒着瘢痕化する事で、椎間に圧縮ストレスを発生するだけでなく図のように関節運動軸を前方に変位させてしまいます。そうなれば運動軸が前方にあるのに頚部を伸展してしまうと、早い段階で椎間関節面が衝突して「詰まって痛い」という頚部伸展痛を発生させてしまいます。
また椎間の圧縮ストレスで安静時の痛みも起こすヒトもいます。また斜角筋間には腕神経叢が走行していますので、斜角筋の緊張により筋内圧が上がり腕神経叢を締め付けて上肢にしびれを出す事もあります。
こうした場合は頚部後面痛であっても、施術すべきは頚部前面の屈筋群であるといった見たてが必要です。それにより頚部運動軸の修正が起こり、椎間関節の圧縮が無くなり痛みが無くなります。
検査を行い、しっかりとした見たてが首においても重要なのです。
頭の位置の問題による重力荷重による痛み
痛みの原因は姿勢にあります。体の歪みにより通常滞りなく体重の荷重がひとつの箇所にかかる事はありません。
それが正常な位置からずれる事により、特定の箇所に強い荷重がかかり筋の過緊張や神経の圧迫により、痛みや痺れなどの症状が起こります。原因はロジカルなものです。正しい位置に体幹が矯正できれば、局所に継続的な負荷や刺激が無くなり痛みは無くなります。ただただ痛みを追いかけても原因は解決されません。
体の重さの負荷は大きく頭部が1インチ(2.5㎝)前方に移動すると頭の重みの首に対する負担は2倍になります。
ですので頭の重量が5㎏のヒトが10キロになります。
当店の精度の高い姿勢測定器で計測すると4cm以上も首が前に移動している方も見受けられます。
そうなると首に対する負荷はいったい何キロになってしまうか、想像するだけでも怖いです。
人体の各パーツの重さ(個人差あり)
頭部と頚部 | 8% |
体幹 | 44% |
腕 | 6%×2 |
脚 | 18%×2 |
立位なら腰椎にかかる荷重は体重の60%以上体重60㎏の人なら60%は36㎏ |
歩くと3倍の108㎏ 走ると最大7倍の252㎏の負荷がかかる |
本来は足根骨・腓骨頭・肩峰端・耳孔が垂直線にあり、上からの荷重を受け止めています
まずは股関節が足の上のくるぶしの前(距骨)の真上になければなりません。
ヒトの骨盤は、チンパンジーやゴリラなどと違い長さが短くなり立つ事が出来るようになりました。
しかし腰痛の方は股関節の位置が後ろや前に移動して負荷をかけ続けています。
当店では体の歪みによる痛みの出ている患部にかかる力を減圧させます。一時的にほぐしなどをしてもまた痛みや筋肉が固くなってしまうのは、この問題点を解決していないために腰に負担がかかり続けているからです。
骨盤が前に出ている方は、その理由は頭部が前に出て背中が丸くなる、いわゆる猫背になると頭重さを支える為に股関節は前に移動します。
移動の仕方は一様ではなく、個々の体の歪みで反り腰でも恥骨を突き出した型もあれば、おへそを突き出した型もあります。
この型であれば頭が前に移動して猫背から脊椎の変位が起こっていますので、本来の原因である猫背と頭の前に行った巻き肩を矯正します。
腰が前に曲がった型の方もいます。
頭部が前に出て背中が丸くなる、いわゆる猫背になると頭重さを支える為に股関節は前に移動します。
そこで前荷重になった体を支えなければならない為に、背中の筋肉脊柱起立筋群が緊張して体幹を起こそうとしますが、長いモーメントの筋収縮は結果として背中の丸みを強くする事になります。
本来ならば僧帽筋下部の筋が収縮し、胸を起こして正しい姿勢を保持するのですが、頭部前方変位の為それも出来ません。
この場合股関節や膝関節股関節経度屈曲位の少しでも楽な姿勢になりがちです。
これらの問題点を当院ではすべて解決していきます。
頭の重さはほぼボーリングの玉の重さと同じです。
ボーリングをされた事はありますか?ボールを持つ際に体に近づけていれば持つ事はできますが投げる際、ボールを体から離すと重さで持つ事は出来ません。
頭が首肩に影響を及ぼす事で立位なら体重の60%以上の荷重が腰にかかりますが、その何倍も荷重がかかっているのです。
それが毎日反復継続しているので、更に問題点をあらわにしています。
高島忠夫様(仮名)40歳★肩の張りや激しい痛みがとれて普通に戻る事ができました
肩の張りをを感じて激しい痛みになり、背中や腕の付け根まで痛みがでました。
家の近くの整体院で少しは楽になりましたが、まだ痛みが引きませんでした。
妻からの紹介でかかり今は痛みも無くなり普通に戻る事が出来ました。
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。
首の痛みを改善する。当院独自のアプローチ
首の痛みを訴える方で「枕が合ってないのかも」「色々な高額な枕を買い替えてみたけど、どれも合わない」と横になって枕の気になる方が多いです。これらは枕が原因では無く、頸椎を含めた脊椎の原因によるものです。私が施術歴40年以上で、当時から首に負荷がかかりにくい等と高付加価値の高価な枕はありました。
初期は頭の形に固定できる、次に首の部分を高くした頸椎アーチに負荷をかけない、最近は肩甲骨まで枕が大型化して脊椎から負担をかけない○○スリーパーセブンスピローウルトラフィット等が有名ですが、枕は40年前に比べてかなり大型化しています。
理論的には大型化する事は私も同意します。ですが、枕が物語るように首の狭い部分の問題では無く、脊椎自体の問題なのは明白なので仮に頸椎プラス胸椎までの枕を体の下に当てたとしても「枕が合わない」という方が出るでしょう。
大元の原因は枕の高さや硬さや大きさにあるのでは無く、脊椎の歪みが下部頸椎に負荷をかけているのが原因です。変形性頸椎症や頸椎ヘルニアも後発部位は特定されて起きていて体の局所に荷重が集中するのが原因です。
頭の重さは立位で体重の8%の荷重がかかりますが、2.5㎝前方に頭が移動する事で倍の重さに負荷が増大します。臨床上2.5㎝どころか4㎝を超える方も検査で多く測定され、重心の補正で猫背でスエーバック姿勢の上部胸椎が固まりきってしまった人までいます。
首の痛みは当然神経感覚機能の感受性ですので、放置しておくのは良くないのはもちろんですが、更に首の変位が進行して不可逆的な状態にならないように、できるだけ早期に原因となる骨格の矯正をした方がよいです。
体の歪みから来て、肩の上に脊椎が延長しているようなイメージです。支える部分が無い首は常に重い負担をかけ続けて更に悪化してしまいます。
安心した院内
店内はは整体院としてはかなり広い室内にトムソンベット2台アクティベターベット1台とゆとりの空間にベット間隔を広くとっています。
一般的にはベットを押し込んでカーテンを引いて狭い空間での施術ですが、ゆとりの空間での施術なので安らげます。
女性受付常駐
受付は、ベテランスタッフが対応していますのでお分かりにならない事なども安心してお聞きください。
多くの資格で対応
クラニアル調整他、カイロプラクティック等アプローチが豊富です。
漢方薬も扱っています。
はり灸も使っています。
自宅リハビリも徹底指導します。
いくら当院で施術を受けて症状が良くなっても、すぐまた再発してしまっては意味がありません。
ですから、施術の効果をできるだけ長続きさせるため、そして再発しにくい身体へと導くため、ご自宅でも簡単にできるセルフケアをアドバイスしています。
セルフケアの例:
- 30種類の運動療法(オリジナル)
- 広い施術所だからできる運動体操スペースと運動器具
当院のストレッチは、整えた身体を戻りにくくするために生み出した独自のストレッチです。
お客様1人1人の状態に合わせてメニューを組み立てるため、多くのお客様に効果を実感していただいています。
『つらい症状を根本から良くしていきたい!』とお考えなら、ぜひ当院にお越しください。
お電話ありがとうございます、
鶴巻温泉治療院でございます。