ひきつけ

ひきつけは全身の筋肉が自分の意志とは無関係に発作的に収縮する事で、子供の10人に1人は経験して居ると言われています。

子供のひきつけは脳の発達と関係していると言われ、大人の脳に比べ、色々な刺激に対して敏感に反応し、脳が一時的に極端な興奮状態になる時に現れる身体症状と考えられています。

極端な状態とは、刺激が加えられると神経細胞から電気が放電されますが、何かのきっかけで神経細胞が異常に興奮して放電が連続的に起きて、脳全体を興奮させてしまうのです。

脳の中にはその放電を押し進める興奮性神経系とそれを抑える抑制性神経系があり、脳が成長すればその均衡を保ちながら働いていますが、子供の場合はこの興奮性が優先的に造られる為に電気活動が非常に不安定になっているのです。

また脳の神経の配線と絶縁が急速に進むのが乳児期の3歳頃で、それ以降の生涯で必要とするシナブス数のおよそ2倍もの量が過剰に増生されると言われ、その過剰な神経回路の為に過剰な電流が流れやすくなっています。

更に神経線維に髄鞘という絶縁膜が巻き付いて神経線維が丈夫になりますが、この時期は絶縁が不十分で電流が漏電し易く成っているのです。

子供の脳は未完成で、急な高熱で起こる熱性痙攣、情緒不安定で起こる情怒痙攣等の様に、色々な原因でひきつけを起こす事になるのです。

ひきつけは脳が発達するに連れて徐々に解消されていきますが、何回も繰り返す場合は脳波診断をして受診が必要になります。