鳥とインフルエンザ

世界的規模で流行するのがインフルエンザA型です。このウイルスの表面のHA(ヘマグルチニン)は感染した細胞に侵入する時、またNA(ノイラミニターゼ)は細胞から出て行く時に働く蛋白質です。

このHAとNAが人間の免疫システムから逃れる様に絶えず変異を繰り返し、ワクチンの効果も無力化させているのです。

HAは15種類、NAは9種類が確認されていますが、鳥のインフルエンザウイルスにはこのHAとNAが全てあり、鳥はA型ウイルスのルーツと言われています。

通常、このウイルスは鳥の腸の中にいて発症しませんし、人間にも直接感染する事はありません。

研究で、新型インフルエンザは渡り鳥が中国華南地方に渡り、その鳥の糞を豚が食べて感染し、豚の体内で遺伝子組換えが行われ、突然人間への感染を身に付ける様に変化したと言う事が確認されています。

この地方では人、豚、鳥が身近に生活している為にだと言われています。大流行したスペイン型(HINI)、アジア型(H2N2)、香港型(H3N2)はこの地域から発生したと言う研究告があるのです。

1997年香港で広がったインフルエンザウイルスH5N1は、強い毒性からトリぺストと呼ばれ鳥が大量に死にました。鳥のインフルエンザは直接人間には感染しないと言われていました.

そのウイルスが人間に感染したので世界中を震撼させ、130万羽の鳥を処分する事でその感染の拡大を未然に防ぐ事が出来ました。

WHOでは新しい抗原性をもった異株を早めに発見する為に世界各地から情報を集めて、流行しそうなインフルエンザ株(種類)についての勧告を出して、ワクチンの準備などの対策を進めています。