日本とアメリカのうつ事情

日本人、1億2千万人の内3%にあたる360万人がうつ病で、うつ病の前段階とも言えるプレうつ病は1千万人、潜在的にはもっと多いと言われています。

以前は30~50代の中年の人が多かったのに、最近では男女ともに20代の若者も多くなっています。

年々患者数は増える傾向にあるのに、日本では精神科医にかかる事は恥ずかしいという観念が根強く、我慢したり、会社に内緒で人知れず通院すると言う事が多いようです。

一方アメリカ人は、いつもパワフルで陽気というイメージがありますが、実は毎年1700万人もの人がうつ病と診断されて医療を受けています。

日本と大きく違うのは、かかりつけの精神科医がいる事がステイタスの様に見られる為、医療を受けるのも抵抗がありません。

薬に対しても、服用する事にほとんど抵抗感は無い様で、ビタミン剤感覚で抗うつ薬が使用されているのが現状です。

アメリカ全土で処方される薬の内、抗うつ薬のプロザックが胃薬等を差し置いて3位となっています。

アメリカ社会では結果が全てとされるので、早く効く抗うつ薬で些細な感情の落ち込みをもコントロールしてしまう傾向があります。

日本でも近年抗うつ薬の使用量が急増しています。

アメリカの様に簡単に抗うつ薬に頼ってしまうのは問題ですが、患者が周囲に気兼ね無しに精神科医にかかれる様になる事は大切な事です。