仮面うつ病

鬱病は精神的症状に身体的な症状も伴いますが、中には身体的症状が前面に出て、精神的な症状が隠される場合があります。

身体の不調という仮面が鬱病そのものを隠している事から仮面鬱病(マスク・デプレッション)と呼ばれています。

疲労感、動悸、頭痛、肩こり、腰痛、めまい、しびれ、不眠等訴える症状は多彩で、日数が経つ内に訴える症状も変わって来ます。

いわゆる不定愁訴の様な症状が起こる訳です。更年期の女性が仮面鬱病にかかると本人も周囲も更年期障害と考え、処置が遅れる場合もあります。

仮面鬱病を見極める為には精神科医でも経験が必要と言われていますが、特徴として鬱病では通常口数が減りますが、仮面鬱痢では口数が増えて、色々な症状を訴える事です。

また、鬱病になる原因のーつに身体的な疾患が関係している事がありますが、中には身体の危険を知らせる鬱状態があります。悪性腫痛が見つかる数ケ月前に抑鬱的になり、鬱病的な症状が続くのです。

これを警告鬱病といいます。誰にでも出る訳ではありませんが、膵臓癌の場合に多く見られると言われています。

鬱病で食欲不振になり、体重が減少する事がありますが、鬱病だから痩せたと思い込まないで、鬱病以外の病気も念順に置く事が必要です。

鶴巻温泉治療院