慢性の痛みのセルフコントロール

痛みに精神的な要素が絡んでいることは慢性の疼痛を見れば納得がいきます。

怪我や炎症による急性の痛みは原因が無くなれば消えますが、実に多くの人が急性期を過ぎても慢性的な痛みを抱え込んでいます。

痛みというのはその人にしか分からず、痛がりの人もそうでない人もいます。また同じ人にとっても心身の状態によって強く感じられたり、弱く感じられたりします。

痛みの信号は末梢神経から中枢神経に伝えられますが、太い神経線維と細い神経線維によって伝達されます。

太い神経線維からの刺激は痛みのゲートを狭め、細い神経繊維からの刺激は痛みのゲートを広げてしまいます。

このコントロールは中枢神経の影響を受けているので、当然情緒や認知、考え方等と関係していて、色々な条件が痛みの同値を上下させます。

精神面では不安や抑うつ感、怒り等の感情、過労や筋の緊張によってゲートが広がり、一方幸福感や安定感、リラックス、温熱(温灸など)、寒冷(アイシングなど)によって痛みのゲートが狭まります。

つまりリラックスする為のイメージ訓練によって痛みを軽くする事が期待できるのです。

つまり、痛みは“気のせい”ではありませんが、ある程度自分でコントロールできるという考えを持つ事も大切です。