口臭抑制に唾液の役割

口臭を防ぐ為にガム、飴等の防臭剤が数多く販売されていますが、口臭の原因の8割は、口の中の細菌でその数は200~300種類、400~500億です。

歯の表面に付着する歯垢1㎎中に含まれる細菌は約1億で、これが歯と歯ぐきの間に留まり続けると、空気を嫌う嫌気性菌が増え、これが蛋白質を分解し、その過程でメチルメルカプタン等の揮発性硫化物を発生させ、これが臭いの主成分になります。

この細菌が増えると、臭いが強くなり、更に炎症が起きて歯周病になります。

口臭を抑えるにはこの細菌を洗い流し、組織を湿らせて炎症を起こし難くする事で、その働きをするのが抗菌作用のある唾液です。

朝起きがけの口臭は、眠っている間に唾液の分泌量が滅って自浄効果が十分でなくなり、口の中で細菌が増加した結果です。

また緊張が続けぱ、自律神経の働きによって唾液の分泌が抑えられ口臭がきつくなるのです。疲れ過ぎたり、睡眠不足でも口臭が強くなります。

更に唾液量が少ないと、舌の上に細菌等が白く付着する舌苔が増え、これも口臭の原因になります。

それ以外には鼻や喉の疾患、糖尿病や肝臓病等内臓疾患があっても口臭が強くなります。

口臭を防ぐには丁寧な歯磨きや歯間ブラシ等で歯垢を残さ無い、舌を清潔にする、虫歯や歯周病があれば歯科に通院する、ニンニクやタバコなど嗜好品は口臭の元になるので注意する事です。

緑茶は細菌の繁殖を抑える成分が入っているので消臭効果があります。

鶴巻温泉治療院