骨量を減らす物

骨粗鬆症の予防にはカルシウムやビタミンD、E等を充分に摂りつつ、骨密度の低下に歯止めを掛ける事が大切です。

まず偏食がカルシウム不足にする事は当然ですが、低蛋白の状態では骨形成が抑制されるので充分な蛋白質を確保しなければなりません。

しかし一方で蛋白質や食塩の過剰摂取は尿中カルシウム排泄を増加させるので蛋白質の過剰も逆効果となります。

骨量を減少させる物の一つにアルコールがあります。

これはエタノールが骨芽細胞に対して増殖を抑制する作用があるからです。

特に思春期は骨量が最大に向かう大切な時なので未成年の飲酒は骨にとってもマイナスなのです。

また女性はアルコールに対する感受性が強く、同量のアルコールでも男性より肝障害や骨粗鬆症になり易いのです。

骨量が急激に減少する更年期の大量飲酒は女性にとってはかなりのダメージとなるでしょう。

もっとも適度のアルコールは骨量を増加させるという報告もあるので、これまたほどほどならOKと言う事でしょう。

蛋白質にしてもアルコールにしても過ぎたるは及ばざるがごとしと言う訳です。

またコーヒーのカフェインは腸管からのカルシウム吸収を抑えてカルシウムの尿への排泄を促進します。

タバコも骨にとって良くありません。

ニコチンは腸管からのカルシウムの吸収や骨芽細胞の機能を抑制し、おまけにカルシウムの尿中排泄も促進します。

喫煙には良い事は何もありません。

鶴巻温泉治療院