本当に椎間板ヘルニアなのか

腰痛の原因は複数ですが、全国の整形外科での病名の付け方ですが、私が病院勤務中で理療室に回って来る患者さんの多くは「椎間板ヘルニア」の病名が付いていました。
腰痛の原因は多岐なのに実際の病名はなぜヘルニアなのか、それは誤診だからなのです。

MRIで椎間板の診断を受けても、それで信じてはいけません。

椎間板の手術を受けて痛みがまったく取れない人も大勢います。それは原因が椎間板では無かったからなのです。

MRIでは検査所見は出せても真の原因を断定する事は出来ないのです。

そもそも整形外科に来院する患者さんの9割は心因性といわれています。

私は帝京大学医学技術専門学校に行っている時に、教鞭をとっている帝京大医学部医師の先生から教わりました。当時はまだ私の方も勉強不足である事から心因が9割(原因とはいいません関与)とはあまりにも盛っている数字ではないか?
実際に整形外科に勤務している私から見ると皆外傷性の疾患に見えたものでした。

しかし私が20年30年40年と臨床を重ねていくにしたがって、見かけ上の痛みばかり追いかけてきた自分に気づき痛みの本質を理解し始めると、その数字は間違っていないと思う様になっていったのです。
患部があり腰の病変があり腰痛があるのですが、脳が大きく関係をしていたのです。

鶴巻温泉治療院