3歳で決まる肥満体質

子供は成長時期によって体脂肪の量が違います。生まれたばかりの時の体脂肪率は12~15%で、意外とほっそりしています。

それが6~7ヶ月くらいになると23~25%とふっくらし、6~7歳ではまた12~13%になって思春期までスリムな時期が続き、その後は成人の男性15%、女性22%の体脂肪率に落ち着いて行くのです。

肥満体質は3~4歳位で出来ると言われ、肥満開始は4歳位までが半数、5~11歳が3割、残りが11歳以降となっています。

3歳位の肥満がそのまま改善されなければその8割が成人になっても肥満のままでいる事が多いのです。

と言う訳で成人の肥満を防ぐには幼児肥満にさせ無い事がとても大切になります。

1999年からは母子手帳にこれまでの身体発育曲線に加えて肥満度を見る為の「幼児の身長体重曲線」というグラフが加わっています。

それを参考にすれば肥満傾向に早めに気が付く事が出来るでしょう。ただし子供の減量指導には注意が必要です。

肥満が健康に悪いと言う事を理解出来るのは10歳以降で、小さい子供に厳しい減量指導をするのは精神的に追い込む事になってしまったり、かえって食べ物に執着させる事になったりしかねません。

また学童期以降は肥満恐昨症や拒食症に繋がる事があります。

肥満対策は遅れれば遅れるほど困難になります。肥満にならない体質は幼児からの習慣が大切です。

鶴巻温泉治療院