身体表現性障害と頭痛

日常的にも大変多い頭痛は、これまで筋収縮性頭痛、緊張性頭痛、心因性頭痛等に分類されていました。

l988年に名称が統一され、これらをまとめて緊張型頭痛と呼ぶ様になり、それ以外の片頭痛、群発頭痛と共に機能性頭痛に分類されてます。

さて、この緊張性頭痛はよく肩こりを伴い、後頭筋や頸筋群に圧痛やしこりがあります。

頭蓋を取り巻く筋肉の持続的収縮があり、筋肉の虚血によりブラジキニン、乳酸、サブスタンスP等の発痛物質が関与しています。

当然ながら来院する患者さんにもこの緊張性頭痛の方がかなりいます。この緊張性頭痛の発痛要因としてストレスが関連する事は古くから指摘されています。

この頭痛要因として不安障害、気分障害が挙げられます。この中でも身体表現性障害が最も多いという専門もいます。

この身体表現性障害とは心理的あるいは社会的な悩みや葛藤を隠し、そこから他人の目をそらす為に、頭痛という身体症状を表現するのです。

つまりメンタルな問題を表面化したくない思いがあり、一種の心理的防御反応と考えられています。

性格的には内向的で緊張しやすい人がなりやすく、不安感やイライラ感を随伴しやすい傾向があります。