寝る子は育つ

子供の発育と睡眠には密接な関係があります。子供の睡眠は大人の睡眠と違って未完成の状態にあり、発達しつつある子供の脳は睡眠も発達過程にあるからです。

大人の睡眠では脳波の変化で「レム睡眠」「ノンレム睡眠」の2種類に区別できますが、新生児や乳児はまだ脳波の変化が出来あがっておらず、2歳以上になって大人のように2種類の睡眠が現れてきます。

幼児の睡眠リズムは大人と違って寝入り端に直ぐ深い睡眠に入り、一旦浅くなりますが深夜に更に深い眠りに入ります。

この2度目の深い睡眠が重要で、この時に脳下垂体から成長ホルモンが大量に分泌されます。

成長ホルモンには代謝を促進して身体の組織で傷んでいる部分を治す作用があり、成長期の子供には骨を伸ばして筋肉を太く強くする作用があるのです。

睡眠中の成長ホルモンの分泌は生後3ヶ月の頃から始まりますが、熟睡期に集中して分泌される様になるのは4~5歳になってからです。

小学生から中学生にかけて子供の睡眠量は減りますが、脳や身体はまだ成長中で眠る事への生理的欲求はとても強いものがあります。

更に思春期には性的な成熟が急速に現れ、睡眠中に性腺刺激ホルモンが脳下垂体から分泌されて、卵巣や精巣に働きかけます。

子供が充分な睡眠を取れ無いと身体や脳の発育を妨げる事になるので、就寝時間を一定にして早寝を心掛け真夜中のホルモン分泌を外さない様にしなけれぱなりません。