筋肉の痛み

運動をした後に筋肉が痛くなる事はよくある事ですが、その痛みも色々です。

運動中や直後に生じる即時性の痛みは、筋肉の収縮によって筋肉の血液が悪くなり疲労物質が溜まったり、筋線維から出るカリウムイオンが痛みの受容器を刺激する等の単純な痛みと考えられています。

多くは暫くすると痛みは軽減しますが、痛みが続く場合は運動を中止すべきでしょう。一方遅発性の筋肉痛があります。

これは運動の後数時間から数日も経ってから出て来る筋肉痛で、運動不足の人に多く見られる物です。

この遅発性の筋肉痛は、伸張性の運動をした時に出る物で、等尺性や短縮性の運動では出ません。

筋が大きく引っ張られた状態で、負荷が加えられるとこの筋肉痛が出やすく、筋肉の腫れだけで無く、筋力低下ももたらす様になるのです。

痛みを感じる受容器は筋線維にある訳では無いので、こうした痛みは筋線維の傷害と同時に筋内談や筋外膜等の結合組織が傷付いた事にもよると考えられます。

筋を伸ばす動きの中で筋線維や結合組織に無数の傷が付き、それが炎症を起こして傷みになるのです。

また傷を回復する為に炎症が起こり、その為白血球が増えて痛みに結び付いていると言う説もあります。

最もこの遅発性の筋肉痛の程度と筋損傷・筋力低下の程度には余り相関性が認められ無いので、痛いからと言ってトレーニングの効果が上がっているとは言えません。