唾液で分かる排卵日

通常の性生活で2年以上妊娠しない場合を不妊症といいます。体外 受精・胚移植等不妊症の高度な技術も発達してきました。

子供を産まない少子化時代の到来という中で、逆に子供が出来ない不妊症に悩んでいる夫婦も増えているのです。

一般に不妊は女性に原因がある場合が60~70%と言われています。

そこで不妊症の療法は排卵日の正確な予測が第一歩となります。

通常は基礎体温を測る事で排卵日を予測します。

これは排卵日を過ぎると体温が上昇して、月経が始まると体温が低下するという女性特有の体温変化による推定方法です。

また、血液中や尿中のゴナドトロピン(卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの総称)の濃度変化によって推定するやり方もあります。

最近では唾液によって排卵期を推定する方法が出来、検査機器も単純で費用も安く手軽に調べられる様になっています。

排卵期が近づくと唾液は粘性を帯びて来ます。それはエストロゲン、プロゲステロンの作用により子宮粘液と共に唾液の分泌量も低下するからです。

その唾板をガラスの上で乾燥させ、顕微鏡で覗くとシダの葉状の結晶が見られる事から簡易検査法がうまれたのです。

非排卵期では、斑状の結晶、中間期はその混合の結晶になります。

以前よりドイツでは唾液の結晶を観察するミニ顕微鏡の検査キットが販売されていますが、その精度は80%程度あると言われています。

日本でも口紅サイズの「サイクルチェックレディースフリー」という商品名で売られています。

鶴巻温泉治療院