脳に効く食べ物

脳は、エネルギー源がブドウ糖のみと一部の脂質という偏食で、その上小さい割に体全体のエネルギーの5分のlを使うという大食漢です。

ですから脳にとってエネルギー不足は最も深刻で、低血糖状態では疲労感、イライラ、集中力不足、不眠、めまい、記憶力低下等の症状が出ます。

慢性的な低血糖や、血糖値が激しく上下を繰り返す場合は人格変化や記憶障害、痴呆の危険性を高めます。

またブドウ糖をエネルギーに変えるにはビタミン、ミネラルが必要で、中でもビタミンB群は神経のビタミンともいわれるほど神経活動にとって必須のビタミンです。

B群が不足した場合の神経に関する欠乏症状は下表の通りです。

またビタミンCは抗ストレスビタミンでもあり、不足すると身体症状に加えて疲労感、うつ症状、倦怠感等が現れます。

脳はエネルギーの大食漢であると同時に酸素の最大消費臓器でもあります。

鉄が不足すれば酸素供給のヘモグロビンが減少し脳は酸欠状態となります。

カルシウム、マグネシウムが不足すると神経過敏、イライラ、うつ、集中力低下になる事はよく知られていますが、マンガン(お茶に多い)が不足すると子育ての放棄や子供に対する無関心等を示すといいます。

ビタミンB群が不足すると…(多く含む食べ物)
B1うつ、集中力低下(豚肉、うなぎ、玄米、胚芽米.)
B6: 神経過敏、不眠、月経前緊張症(かつお、まぐろ、さけ、さんま.)
B12:神経過敏、うつ、記憶力低下、集中力低下(レバー、かき、さんま.)
ナイアシン(B3、ニコチン酸): 頭痛、めまい、不安感、ノイローゼ(魚、レバー、肉.)
パントテン酸:居眠り、怒りっぽい(レバー、肉、魚.)
葉酸:神経過敏、うつ、健忘症(レバー.)

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