夏の刺身に注意

腸炎ビブリオ菌の仲間のビブリオ・バルニフィカスという菌による食中毒は、人によっては症状も激しく致死率も高いので大変危険です。

健康な人が感染しても激しい症状が起こる事はまず無いのですが、免疫力'の低下している人、糖尿病の人や鉄剤を摂取している人、中でも肝硬変等の肝臓疾患を持つ人、アルコール中毒の人が全身性感染を起こすと致死率は7割にも達します。

症状としては悪寒、発熱、下痢、嘔吐等が表れて、肺血症が起こります。

肝機能に障害を持っている人で汚染された刺身を食べた為この中毒によって亡くなりましたが、いずれもこのビブリオ・バルニフィカスは暖かい海水にいて動物性プランクトンに付いて増殖しながら海水の中にも漂います。

したがって皮膚に傷のあるハイリスクの人が海水浴等で感染する事もあります。

現に裸足で磯を歩き、貝で傷を負って感染したと思える報告もあります。

欧米での感染は生牡蠣によるものが一番多いのですが、日本では寿司や刺身等を食べての感染が多い様です。

統計よりも実際はもっと多くの感染者がいるものと考えられます。ハイリスクの人は夏季には寿司や刺身等は控える方が賢明でしょう。

熱を通す場合でも充分に熱を通すべきです。調理したらすぐに食べるのは言うまでもありません。

また皮膚に傷がある時には海水浴は避ける事、裸足で海岸を歩かない事も大切です。