病気によるストレス

ストレスは病気を引き起こしますが、病気も又ストレスになります。

痛みや疲労感、吐き気、麻痺等の身体的な不快感はもちろん、経済的な不安感や病気による生活の変化もストレスとなって病状に影響します。

特に高血圧や糖尿病を始めとする生活習慣病は慢性病であり、それによるストレスも大きいものとなります。

まず患者さんはこんな病気になってしまった事自体を受け入れられないものです。

しかも食事制限や運動をしなければならない事や、ずっと薬を飲み続けなければなら無くなったと言う事態も激しいストレスになります。

とは言ってもこうした長期にならざるを得ない病気を、いつまでも拒否する人と、病気と共に生きようと前向きに捉えた人とではそのストレスを感じる度合いは違って来ます。

いつまでも拒否的でいる人は病気の知識を得る事も、セルフコントロールの方法を学ぶ事も拒みます。

しかしこうした拒否の態度は単に病気を受け入れられない事だけで無く、こうなった自分の状況への怒りや情けなさの感情が強く働いている事が多いものです。

こうした患者さんに対しては指示よりも、患者さんの気持ちを理解し、苦しい状況に対する共感的な交流を図る必要があります。

患者さんが自分の状況を受け入れた時、自律的なセルフケアが始まります。