BCGを過信してはいけない

過去、日本では結核患者が多かった為、実際に結核菌を吸い込んで感染する機会は非常に多いものでした。

しかし結核菌に感染しても実際に結核症を発病するのは10%位ですから、発病しないで済んだ人は強い抵抗力を持つ事ができました。

しかしその発病しなかった人も現在高齢になって免疫力が低下した為日和見感染的に結核を発症する事(既感染発病)が多くなっているのです。

一方で若い人が実際の結核菌に感染する事は非常に少なくなり、20歳で1.8%、40歳で9.6%、50歳で23.1%位とみられています。

その他の人はBCGによって人工的に結核の免疫力が付いたとされているわけですが、実はそのBCGの有効性には疑問が持たれています。

ただし乳幼児の接種に関しては結核性髄膜炎や粟粒結核等重篤な結核の発病予防効果は非常に高いので乳幼児期の第一回目のBCG接種は受ける必要があります。

しかし、その後の再接種に関しては疑問がもたれ、WHOも結核の予防効果をあげるものではないとしています。

BCGによってツベルクリン反応陽転した場合は特に結核に対する免疫を過信しない事です。