60才以上の70%が変形性頚椎症と言われています。
変形性頚椎症では後頭部痛、肩コリ、背中や腕の痛み、痺れだけに限らず運動障害や歩行障害、時には排尿障害すら起こします。
原因は頚椎、特に第5・第6・第7番目に変形が起こる事が多く、慢性的な負担や外傷によって起こりますが、一般的には老化の一つと言え、ある程度は避けられ無い病気と言えるでしょう。
まず椎間板がヘルニアを起こしたり擦り減ったりする他、骨も異常に硬くなったり、骨棘が出来たりしてこれが神経や脊髄を圧迫して色々な症状を起こす訳です。
椎間板の弾力性は水分と関係が深く、年齢と共に減少していきます。
椎間板は動く事で水分と共に老廃物等が絞り出されたり栄養分や酸素を取り入れたりとスポンジの様な働きをしながら代謝しています。
椎間板に動きが無く固定されていると椎間板内の水分の移動が無くなり、代謝が悪くなり弾力性も悪くなって来ます。
症状は対症療法療法によって軽減出来ますが、変形その物を元に戻す事は出来ませんからどうしても再発しやすくなります。
予防としては頚椎の一部にだけ荷重がかからない様に頚椎全体で頭の重さを支える、つまり姿勢を良くすると言う事が第一で、椎間板の代謝を落さない為にも動く事も大切です。
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