インフルエンザの感染力

インフルエンザウイルスは空気感染ですから、容易に人から人にうつります。既に感染している人は1回のくしゃみで空気中には10万個の飛沫が飛び散ります。

その中の4%(4000個)は30分位は浮遊していると言います。冬場の空気が乾燥しているとその飛沫の粒子も蒸発が起こり、益々重さの軽い粒子になり落下速度が遅くなるので長時間空気中に浮遊する事になります。

その浮遊する粒子にウイルスはくっ付いているので、その粒子を含んだ空気を吸うと、鼻粘膜や咽頭にウイルスが着地する事になるのです。感染直後に呼吸器系で爆発的に増殖して行き、通常は24時間から48時間で症状が出てきますがひどい時は数時間で出て来る事もあります。

このウイルスは感染者の中で、発病後10日間は症状が治まった様に見えても、しっかり潜伏していますので咳やくしゃみと共にウイルスがばら撒かれる事になります。

ですから、インフルエンザをひいて治って間もない人も要注意人物なのです。この粒子はどこにでもくっ付いてしまいますので色んな物を触る手や衣服にも付いて、家の中にも持ち込む事になり、これが再び空気中に浮遊する事になります。

帰宅後の手洗いはこの微粒子が最も接触する可能性のある手からウイルスを除去出来るので予防の最も有効な手段であるのです。寒い冬でも換気が必要なのは浮遊しているウイルスを屋外に出す効果があるからです。

また、この飛沫の粒子は100ミクロンから10ミクロン以下ですので大きな粒子にはマスクも有効です。

とにかく風邪の季節、くしやみと咳には近寄るべからずです。以前は帰宅してからのうがいも防止対策にされていましたが、現在ではこれも否定されています。

ウイルスは粘膜に接触してから約20分の非常に短い時間で体内に侵入してしまうのです。