慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructlve pullonary disease)

慢性閉塞性肺疾患とは、肺気腫と慢性気管支炎(両方が混じったものも)をさします。

統計では日本での患者数は22万人、死亡率は9.6(人口10万人に対し)となっていますが、実際の患者数はもっと多いはずで、さらに増えていくとみられています。

というのも、統計上の死因はこの疾患に併発しやすい肺炎や喘息、肺がん、心筋梗塞などと記載されることが多く、基礎疾患としての慢性閉塞性肺疾患の認識が低いからです。

肺気腫は肺胞が破壊されるもので、慢性気管支炎は気管支での粘液の過剰分泌がおこり、痰をともなった咳が続きます。

このふたつの病理は違ってみえますが、閉塞性の呼吸障害という点でひとつにくくられます。

慢性閉塞性肺疾患は、軽い場合には器質的な異常ははっきりせず、胸部X線も正常です。肺活量測定によって強制呼気の気流が滅少していることがわかるくらいですから、診断もしにくいのです。

しかし病気が進行していくと呼吸困難が自覚され、労作時に息切れするようになり、最後には会話や着衣などの日常生活でも息切れをするようになります。

そして上記のような直接の死因となるような疾患を併発する・ようになります。

その原因の第一は喫煙で、喫煙者の約10~15%が慢性閉塞性肺疾患になるとみられています。

また喫煙者は加齢にともなうて肺機能の低下は加速度的で、当然タバコの本数が多いほど機能の低下もひどいといえます。