唾液は、咀しゃく、味覚、消化、口腔粘膜の保護等体にとって大変重要な役目を持つ分泌液です。
その唾液成分は気持ちの持ち方でかなりの違いが出て来ます。食事の時にリラックスして楽しく食べている時は副交感神経が働いて量が多いサラサラした漿液性の唾液を出します。
この時歯髄からベーターエンドルフィンが生成され、この物質が唾液の免疫を高め、虫歯や歯周病を予防するのです。
緊張や不安がある時は固唾を飲むと言う様に交感神経が興奮して量が少ない粘った唾液になり、ベーターエンドロフィンの生成が阻害されて唾液の免疫能は低下し虫歯になる事が分かったのです。
また最近では食品添加物に含まれるDNA変異を起こさせる発癌物質を唾液に30秒浸すだけでその毒性が低下する効果がある事が分かりました。
これは唾液の中に含まれるペルオキシターゼと言う酵素が無毒化するからなのです。
しかし、この酵素は体が疲れたり、ストレスがあると著しく活性が低下します。
食事をする時は一口30回は噛んで唾液と良く混ぜる事と、気持ちはリラックスして楽しく食べて、質の良い唾液を出す事が健康の第一歩です。
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