癌の発生には、素因(遺伝的な体質)に環境的な因子が加わって発生するという説や、化学物質や放射線等が突然変異を引き起こす説等色々とあります。
ウイルスによって癌が引き起こされると言う説は、科学的に認められるまでには50年以上もの長い年月がかかりましたが、今では数多くの癌ウイルスが発見されています。
その中でも医学的に因果関係が立証された人の癌ウイルスは5種類です。
肝臓癌を起こす感染力の強いB型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルス、バーキッド・リンパ腫と言う悪性のリンパ腫や上咽頭癌等を起こすEBウイルス、子宮頚癌を起こすヒトバピローマ・ウイルス、そして成人T細胞白血病(ATL)を起こすHTLV- I ウイルスです。
これらのウイルスの他にも尖圭コンジローマを起こすウイルスも、陰茎癌や子宮癌を引き起こすのではと考えられています。
これら癌ウイルスが、細胞をどの様に癌化させるのかと言うメカニズムについてはまだよく分かってはいませんが、問題なのはこれらのウイルスのどれもが性行為によって感染する事です。
EBウイルスはSTDの範囲には入れられていませんが、EBウイルスが原因の伝染性単核症は別名「キス痢」と呼ぱれ、唾液で簡単に感染してしまいます。
STDで最も恐るべきはエイズだと思われていますが、癌になるおそれのあるSTDが沢山ある事は知って置くべきでしょう。
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