片頭痛

全国調査では成人の4人に1人が頭痛で悩み、全体で3000万人、片頭痛だけでも840万人いると推定されています。

頭痛には、いわゆる頭痛もちの頭痛(片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛など)や脳に病変があるもの(くも膜下出血・脳腫瘍など)、二日酔いや風邪からくるもの、眼や耳や鼻からくる頭痛などがあります。

ズキズキする拍動性の片頭痛は特に女性に多く男性の4倍もあり、思春期から始まって閉経期までがピークで女性ホルモンと関連しています。

原因ははっきりせず、三叉神経からの炎症性物質が血管に作用して起こるとされる「三叉神経血管説」やセロトニンが原因と考えられる「血管説」があります。

片頭痛は痛みの激しさが強く3人にl人は寝込んでしまうのに、医師に受診している人は5%で、57%は市販薬で対応し、残りの人は薬も飲まずに耐えている事になります。

片頭痛はひと寝入りすれば楽になりますが、ひどい場合は3日も続くこともあり、精神的ストレスや怒り、空腹、睡眠不足や睡眠過多、アルコールや薬剤、天候、入混みや騒音など様々なものが片頭痛の誘因となりえます。

気分変調や体調不良など予兆がある時は早めに鎮痛薬を服用すると、発作が軽くすみますが、頭痛が起きてしまうと市販薬ではあまり効かなくなります。

月に10回以上も発作が起こる人は医師に服薬指導を受けたり、片頭痛の予防薬を処方してもらう事も必要で、毎日のように鎮痛薬を飲んでいると、頭痛がこじれて薬剤誘発性頭痛になり、朝から晩まで頭痛が続く事になりかねません。

片頭痛にはマッサージはあまり効果がなく、静かな所で横になって、原始的ですが血管の拡張を押さえ込む為に頭痛ハチマキをしたり痛む所を冷やすのが効果的です。

またカフェインは交感神経緊張によって血管を収縮させる作用があるのでコーヒーや紅茶を摂るのもいいのですが、飲み過ぎると新たにカフェイン依存性頭痛の原因になります。

鶴巻温泉治療院