食欲を抑え脂肪を減らすホルモンに「レプチン」があります。このホルモンは、肥満マウスの脂肪組織だけに発現する遺伝子が作る蛋白質で、米国のロックフェラ一大学が発見しました。肥満動物や高カロリ一食を与えて肥満させたマウスでは太るにつれてレプチンの量が増え、脳の視床下部にある満腹中枢に働いて満腹感を感じさせ、食欲を抑制!して食物摂取を抑えるのです。食欲の調節は今まで血糖値でされる事は良く知られていましたが、脂肪組織も調節している事が分かったのです。人の血液中にもレプチンが微量にあり、肥満すると上昇します。そこで逓伝子組み換え技術で、人間のレプチンを作り、米国で臨床試験が行われたのです。肥満体の何人に毎日注射と必要カロリーより500キロカロリー減らす食事療法を6ケ月行ったところ、偽薬を注射したグループは平均減量0.7㎏だったのに、最も多量にレプチンを投与した8人のグループは平均減量7㎏と効果があつたのです。肥満すればこのレプチンは分泌される分けですが、それでも太る人はレプチンの感受性が弱いか、美味しい物を見たらリプチンの働き以上の食欲ホルモンが出るのでしょう。
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