昔東京都知事選拳の時、当時80歳を迎えていた鈴木俊一氏が車上で前屈をしたら、両手のひらが楽々と床につき一躍話題になった事を記憶の方もいるでしょう。その「真向法 」の創始者は日本人で、明治22年生の長井津という人です。42歳の時脳溢血で倒れ、半身不随となって医者にも見放されたのですが、仏典の中にあった「顔面接足礼」という礼拝を修 得しようと年日続けている内、左半身が動く様になったとか。これが第1 体操で、あとは独自に第4体操まで完成させ、街頭で手作りのチラシを売って普及に努めたそうです。第1体操では脚の外側、第2で脚の裏側、第3は脚の内側、第4は脚の前側の筋肉を伸ばします。年日朝タ10分間、4ポーズを3セットづつ続ければ、高齢になってもしなやかな身体でいられます。人間の骨格筋は、その70%が脚腰にあり、全身ストレッチが無理でも、下半身主体の真向法なら十分全身ストレッチングに匹敵します。真向法は骨盤の歪みを整え、血流を良くして新陳代謝を活発にし、その効果は全身に及ぶのです。私も20年位続けています。太極拳の準師範である私は体を常に気遣い柔軟性を得る為に最適な準備運動だといえます。
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