強いストレス状態にあると、脳下垂体前葉では副腎皮質刺激ホルモンを大量に作らなければなりません。
脳下垂体前葉では他にも成長ホルモン、生殖腺刺激ホルモン、泌乳刺激ホルモン、炭水化物代謝ホルモン、甲状腺刺激ホルモン等、他の内分泌を刺激する重要なホルモンが作られているのですが、その生産能力には限界があります。
そこで副腎皮質刺激ホルモンの生産を維持するために、他のホルモンの生産が犠牲になってしまうのです。
つまり、種の保存を犠牲にしてもまずは我が身の個体の生命維持を計ると言う分けです。
ですから、長期の強いストレスが続くと、痩せや発育の遅れ、中性化を伴う睾丸や卵巣の萎縮、乳汁の分泌停止、月経停止、性欲の減退等が起こる様になります。
最近多くなったといわれるセックスレスのカップルや若い人の間で流行し続けているユニセクシュアルなファッション等は慢性的なストレス社会が生んだ当然の現象なのかもしれません。
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