肛門の病気で誰にでも出来やすいのが痔核、一般にイボ痔と言われ成人の50%は痔核とも言われています。
原因は今まで直腸や肛門の静脈叢が鬱血してコブを作り、それが固定化した物と言われてきましたが、最近はクッション説が主流になっています。
肛門は便が漏れない様に内括約筋、外括約筋のニ重構造になっています。
その内括約筋の内側の粘膜下部分は柔らかいクッションの様な役目をします。
丁度水道では固い蛇口の間に柔らかいゴムで出来たパッキンを挟んで水漏れを防いでいる様に、その構造と同じ様になっているのです。
しかし、排便で習慣でいきんでいるとこのクッションを支えている組織が段々と弱くなって来るのです。
その為にクッションが断裂したり、膨らんだ部分が便でこすれて出血したりと肛門の外にクッションの部分が脱出するのです。これを痔核というのです。
このクッションの部分は誰にでもあり、痔の元は全ての人が持っている訳です。
痔核にならない為には生活習慣が大切で、食物繊維を多く含む物を食べて便秘を防ぐ、排便の仕方も20~30分もトイレで頑張らないで、3分いきんで便が出ない場合は次に回します。
便が残った様な感覚があるのは緩んで大きくなったクッションが肛門を剌激しているのです。
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