以前は子供にはうつ病は無いとされていました。
子供は精神と肉体の分離が不完全なので、心の不調はすぐ身体に影響を与え、精神症状としてよりも、チック・おねしょ・爪を噛む・どもると言った身体症状で心の悩みを表現すると考えられるからです。
しかし近年、明らかなうつ症状を表す子供が増えています。問題になっているのがうつ状態による不登校(登校拒否)の場合ですが、神経症性の不登校との違いを見分ける必要があります。
神経症性の不登校では、学校に行きなさいと言う親の催促等には過敏に反応して口答えしますが、うつ状態の場合にはそう言う事はありません。
うつ状態の子供は、学校へ行く準備等していたのに、登校時間になると頭痛や腹痛が起きて学校に行け無くなり、下校時間になると痛みが治ったりします。
また不登校だけで無く、好きなテレビゲームもしないでぼんやりしている、好物のお菓子も食べたがら無い、眠りが浅い、朝は調子が悪いのに午後は元気になる、と言う様に生活全体に渡ってうつ傾向が見られます。
ただ小学校低学年の場合には親との分離不安やストレスが原因になっている事もあります。
子供が学校に行けず、うつ状態を示す時は小児精神障害の専門医を訪ねるのが一番ですが、心身症を扱っている小児科でも対応出来る様です。
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