一般に急性痛は短期間の痛み、慢性痛は急性痛を過ぎても持続している痛みと理解されています。
しかし急性痛と慢性痛は基本的に違った物と考えるのが適当です。急性痛は骨折や炎症など、はっきり分かる原因によって起こった結果としての痛みです。
例えば手術出来ない癌等によって痛みが継続的に続けぱ、それは痛みが急性期から慢性化したと考えるのでは無く、難治性の急性痛が継続的に続いていると言う事です。
つまり原因疾患と痛みは対応していて、その疾患から回復する事で痛みも減ってきます。
-方慢性痛は痛みの原因疾患が改善にも関わらず痛みだけが残っている物で、急性期の痛みとは質が違うと言えます。
ですから原因疾患は治っているのに痛みが残っているなら、と原因疾患の対策と同じ方法を続ける事は有効では無いのです。
アメリカのペインクリニックの報告では慢性痛を訴える患者さんのタイプを分けて・痛み無しでは要られ無い ・問題に執着する ・精神疾患による ・痛みは消えているのにそれを認めない、等の傾向があるとしています。
慢性痛の患者さんに対しては、その痛みが急性の痛みでは無い事、心因性で無い事、神経系の伝達に問題が無い事を判断した上で、急性痛とは達ったアプローチが必要と言えるでしょう。
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