カビすなわち真菌が生育する場所はダニの繁殖にとっても好条件です。
カビもダニも湿度が50~80%、気温が25℃~28℃が最適な環境なのです。
この条件では人間でも快適であると感じるところが一部ダブってきますので、機密性の高い住居ではカビもダニも油断するとどんどん繁殖してしまうのです。
カビが原因で起こる物を真菌症といいますが、カビの毒による食中毒を起こすもの、水虫やおむつかぶれ等を起こすもの、アレルギー性の鼻炎や時には肺炎を引き起こすカビもあります。
また、カビはダニの絶好の餌になるので、ダニによる病気を起こす手助けをしているのです。
アレルギーの原因の一つと考えられているヒョウヒダニもカビが好物なのです。
ですからご家庭でのカビ対策はダニ対策でもあるわけです。カビの繁殖を防ぐ最大の防術策は室内の湿度を下げる事です。
その為には、エアコンや除湿機を利用するのが最も手軽で一番効果があります。
ただし、エアコンも最初に可動する時に、カビが繁殖している事もあるので、窓を全部あけて30分程度送風する事が大切です。
特にエアコンのフィルターはカビの発生源ですのでこまめに掃除する事が必要です。
できれば梅雨時は使用前とスイッチを切る前に送風運転をして内部を乾燥させる事も有効です。
また浴槽には水を張らない、観葉植物を置かない様にすると、そこからの水分の蒸発を防ぐ事ができます。
天気の良い日は窓を開けて室内の空気を入れ替える等、換気を心掛けてください。
風の入り口を狭く、出口を大きく開けると空気の流れが良くなり換気の効果も一段と高まります。
カビとダニ対策には温度計と湿度計は必ず室内に置く事をお勧めします。
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