義足のオスカーピストリウスが両足切断クラスの世界記録者の選手が殺人事件で有名になりました。
今は障害者の100m200m400mの世界記録で健常者記録の逆転がいつの時期になるかが話題になっています。
両足にカーボン素材のばねを付けて走る事から可能性が非常に高くなっています。
この様な記録をつくれるのも競技用の義足の開発があればこそです。
義足の歴史は古くルネサンス時代には考案されていますが、長い間中々良い義足は作られていませんでした。
しかし、第二次世界大戦で足を無くした沢山の負傷兵の社会復帰の為に、新しく考案された義足が作られる様になったのです。
従来の大腿切断の場合では、歩くだけでも大変な負荷がかかっています。それは切断の先端部で体重を受ける構造になっていたからです。
最近では坐骨結節で体重を受ける様に改良されているのです。つまりお尻の部分で受けているので、負荷に耐えられるのです。
それに現在は油圧シリンダーやカーボン繊維等でよりスムースな動きが出来る様になっているのです。
また、下腿切断の場合も先端部ではなく、膝蓋骨のすぐ下の膝蓋腱の部位で体重を受ける様な構造になっています。
いずれの場合も先端部より、はるか上の所で体重を支えているので、歩いても走っても痛くない訳です。
これも、体重の分散を考えた義足作りの中で生まれた技術革新があれぱこそなのです。
現在の義足の進歩は目ざましく、股関節から足を全部取ってしまった場合や更に骨盤を半分取ってしまった場合でも、それに適した義足が開発されています。
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