最近、睡眠にまつわる不快を訴える人が多くなっています。
日本人の睡眠障害に関する調査によると、不眠は男性で17.3%、女性で21.5%にものぼります。
また睡眠の質の悪さでは男性17.8%、女性20.2%と、5人に1人は睡眠障害を抱えて睡眠薬の使用率男性3.5%女性5.4%という結果が出ています.
特に最近注目されているのが睡眠時無呼吸症候群と言われる物で、睡眠時に呼吸が止まる無呼吸型、換気量が半分以下に低下する閉塞型、それらの混合型等があります。
いずれも10秒聞、1時間あたり5回以上、1晩で30回以上起これば睡眠時無呼吸症候群と見なされます。
睡眠時の無呼吸は心臓や循環器の疾患と結び付く事が多く、閉塞型の無呼吸症候群では半数が高血圧となっています。
これと言って原因がなく、ただ高血圧の症状だけがあると言う本態性の高血圧では3割に睡眠時無呼吸が発生が発生しているとも言われています。
また睡眠時には不整脈が起こりやすくなります。
無呼吸が起こると呼吸が再開する時に微小覚醒が起こるので、睡眠が分断された状態になります。
したがって日中に居眠りをしたり、単純作業の時に注意が瞬時的に低下する等の影響が生じてしまいます。
また抑うつ気分になったり焦燥感、不安感、更には無分別な行動や猜疑心等精神的な変化が起こる場合がある事も報告されています。
男性、肥満、加齢が危険因子ですが、閉経後の女性でも危険度は高まります。
いびきをかくと指摘される人は、無呼吸が起こっていないかを家族に観察してもらうと良いでしょう。
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