骨格筋の大きな特徴は、活動量によって筋肉の量を変化させる事が出来ると言う事です。ボディビル等で筋肉接は増大しますし、逆に寝たきりの状態では筋力の低下を伴う筋肉量は減少します。その原因は筋肉の萎縮です。例えば、ギブス固定などで足の筋肉の委縮が起こる時、どの筋肉が萎縮しているかを調べてみると、速筋の腓腹筋、足底筋等よりも、遅筋のヒラメ筋に萎縮が起こっています。不活動から1週間が最も萎縮が進み、それ以後は萎縮率は徐々に低下していきます。このような萎縮を筋繊維レベルの形態変化でみると不活動の筋線維は、中央部に穴のあいたような、虫食い状態の筋線維になっています。これは一般的に、central core lesion,tagent fibe,pale centerなどと呼ばれて。ます。この部分では、酸からアルカリまですべての範囲でミオシンの活性が 悪くなっています。更に、結合組織や脂肪成分、そして水分合有量、とくに細胞外水分含有量が増加しています。外見的に筋線維の萎縮が見えない場合でも、触るとブヨブヨした筋肉では、まさに正常な筋よりもこの様な成分が筋維の中に広がっているのです。
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