リラックスした時に多く出るアルファ波を意識的に出して心を落ち若かせる方法に、バイオフィードバック療法があります。
リクライニングの椅子に横になり、心地よい音楽を聴きながらリラックスしてくるとアルファ波がでて、頭部に付けた電極で読みとったのを音や光でフィードバックしてセルフコントロールの訓練をするというものです。
この療法を取り入れている佐久総合病院(長野県)の飯田俊穂・内科、心療内科医長は、普通の人は訓練の中で徐々にアルファ波が増えてくるのに、過労から体調を崩して診療に訪れる患者は、なぜか初めからアルファ波が沢山出る、アルファ波優位でこの改善法の説明に困るというのです。
普通人では、100から150点程度のアルファ波スコア(300点満点)が、心身症等の患者では、平和200点以上で、脳波の70%以上がアルファ波というのです。
こうした現象を飯田医師は「疲れに対する脳の抵抗」と捉え、ストレスが溜まって疲れの限界に達する前に、脳はアルファ波を盛んに発して、疲労の原因を回避させようとする為だとしています。
心身症で来る人はストレスに鈍感な人が多く、症状がでるまで身体に対して無理をし過労死の危険や、全身倦怠、抑うつ感の症状が出てから病院にくるのです。こうした人も心をリラックスさせ無意識でなく意識的にアルファ波を多く出せるようにして身体の疲労度の状態を分からせる訓練をするそうです。
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