我々の施術法にも,微弱電流を流すハリ通電や低周波施術等がありますが、がん医療にもこの通電療法があります。
話しは結構古くスウェーデンの医師がかなり前にに最初に試みました,
腫瘍の中心部位に直接、一本の白金のハリの電極を差し込み、他の一本は腫瘍近くにいれ・数ミリアンぺアという微弱な電流を流すというものでした。
肺の転移性悪性腫瘍と肺がんに試みています。ハリの本場の中国でも89年に導入されて患者さんに実施しています。当時中国ではその成果は完全消失も含めて、7O%以上の有効率を示したと誇張して報告しています。
日本では、90年代に名古屋大学医学部の伊藤医師によりラットによる動物実験がおこなわれて、16匹中は13匹で腫瘍が消失、縮小した報告があります。
通電するとなぜがん化した細胞だけが消失したり縮小したりするのか科学学的根拠は明らかではありませんが、通電によって正常細胞の成長を早めたり遅らせたりできる事が1950年代から分かっていました。
またがん細胞に通電するとアポトーシス(細胞の自殺メカニズム)が動作することが実験では明らかになっています。我々の施術とも深く関わりのある微弱電流が、がん医療の分野でも利用されているのです。
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