高血圧の人の食生活にとって大切なミネラルがカリウムです。カリウムは余分なナトリウムを排泄して血圧を下げます。
ナトリウムは細胞外液に、カリウムは細胞内液に多く含まれていて、細胞膜にはカリウムを取り込み、ナトリウムを汲み出すポンプが備わっています。
汲み出された余分なナトリウムは腎臓から排出されますが、カリウムは、その排出を促す働きもあるのです。またカルシウムも血圧を下げると言われていますが、そのメカニズムはまだ解明されていません。
ただ高血圧患者ではカルシウムの代謝異常が起きている事です。血圧の高い人は細胞内液の中のカルシウムが過剰になっています。
また、腎臓では尿から排泄されるカルシウムが多くなる為に、血液中のカルシウムが不足という代謝異常が起きているのです。血管の筋肉もカルシウムが細胞内で濃度が高くなると収縮率が高まるので血圧を上昇させます。
カルシウムの細胞内への侵入を防ぐカルシウム拮抗薬が降圧剤になるのです。天然のカルシウム桔抗薬として注目されているのがマグネシウムです。
マグネシウムにも体内のカルシウムの量を調節して血圧を下げる働きがあります。ただし腎臓疾患のある人は、カリウム、マグネシウム共、副作用が出るので注意が必要です。
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