病気予防の強い味方と言えるのが、我々の腸に定住している腸内細菌で、善玉菌のビフィズス菌です。
大腸菌は約100種類以上あり100兆個も腸内に棲息しています。善玉菌は腸管内感染や慢性腸疾患(便秘や下痢)を防ぎ、ビタミン合成やコレステロール合成の抑制、生体の免疫力を高め癌の予防にも役に立っています。
例えば、肉食をすると癌を作る前駆物質が6~7種類は出来てしまいますが、ビフィズス菌300億を一緒に飲むと、前駆物質が出来なかったと言う報告もあります。
逆に悪玉菌と言われるウエルシュ菌、大腸菌が腸内で優勢であると、肝臓や腎臓の障害、動脈硬化、老化、癌等になりやすくなります。
特に、腸内細菌によりアミノ酸から腐敗産物のアミンが作られ、それが発色剤等に使用されているま亜硝酸塩と一緒になると強い発癌性を持つニトロソアミンが作られます。
また、動物性アミノ酸に多く含まれるトリプトファンは腸内で分解される過程でインドール、スカトール等の臭いガスを作り、これも癌に関与しています。
また、脂肪を多く摂ると胆汁酸が増えて、これも悪玉菌と結託して発癌促進物質を作ります。
毎日の快便と無臭のおならは健康のバロメーター、その為にも食物繊維をしっかり摂り善玉菌の繁殖を助ける事が必要です。
食事の内容は基本的には言うまでも無く和食中心にして、乳製品もしっかり摂り、肉より魚、1日30品目以上でバランスを心掛ける事が大切です。
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