15人に1人とも10入に1入とも言われる化学物質過敏症は、一旦発症すると微量でも症状が出たり、他の物質にも反応する様になります。
身体に馴染まない化学物質等の事を生体異物といいますが、入る時は少量ずつでも、生体異物は段々蓄積され、飽和状態になると一機に過敏症になります。
従って生体異物を体内に入れない様にすると共に、積極的に排出する事が化学物質過敏症の予防にもなります。
化学物質過敏症の外来を持つ北里研究病院では、発汗によって積極的に生体異物を排出させる事と、運動療法を薦めています。
発汗はぬるめの入浴を長めにしたり、体への負担が軽い低温サウナを勧めています。
発汗をする事で血液中の有機化合物が減少しますが、脂肪に蓄積された化学物質までは排出されないので、脂肪の中の化学物質は運動によって脂肪を落とす事で排出を狙います。
また生体異物の分解や排泄にはA、C、E等のビタミン、亜鉛、マグネシウム、セレン、モリブデン等のミネラル等を必要とします。
食物から入った化学物質は肝臓等によってある程度代謝、排泄されます。
しかし残念ながら70%は呼吸によって体内に入り、その場合は粘膜から直接吸収されて脂肪に蓄積されたり脳に影響を及ぼしたりします。
室内では常に換気を良くして化学物質の吸収を減らす事です。
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