鶏肉の皮を剝ぐと薄くて白い膜が筋肉を包んでいます。
これが筋膜です。筋膜は線雄性の結合組織ですが、筋の全体を包む外筋周膜、筋線維を束ねる内筋周膜、それに個々の筋線維の間にもある筋内膜の三つの膜があります。
この筋膜によって骨格筋の構造を支持する枠ができて、その為筋細胞は崩れずに整然と配列していられるのです。
また、多くの神経や毛細血管の通路にもなっている重要な組織なのです。また、筋膜は同じ結合組織である腱と連続性を持っています。
その腱は骨を覆う骨膜としっかり結合しています。ですから、骨格を形作っているのはこの筋膜、腱、骨膜の連続性であるという事もできるのです。
また、筋群は身体に浅い筋から深い筋と幾重にも重層的に存在しています。
それらの筋群が自由な運動ができるのは、筋群を覆っている筋膜の繊維間の適度な水分が潤滑油の働きをしているからです。
また、筋膜を構成している結合組織の線維はあらゆる方向に走っている為、どの方向にも偏らない様に織り合わされています。
ですから、筋の大きさの変化にも適応して、伸張できて全ての方向に膨らむ事ができるのです。
ところが、その筋膜に炎症が起こると、筋膜は強く収縮しようとするのです。
ですから、そこを流れる血液供給が欠乏してなかなか治りにくくなるし、神経通路でもある為痛みが強調されるのです。
我々の治療において重要な鍵を握る組織でもあるのです。
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