脳卒中

脳卒中には大きく分けて脳出血と脳梗塞があり、脳出血は起こる場所によって脳内出血とクモ膜下出血に、脳梗塞は脳動脈の塞がり方によって脳血栓と脳塞栓に分けられます。

脳卒中は高血圧や動脈硬化等他の生活習慣病があり、そこへ過労や寒さ等の急なストレスが加わると起こり、突熱発症した様に見えます。

しかしそれぞれ何かしらの前兆があり、例えば脳出血では高血圧に伴う鈍い頭痛や吐き気等の症状が、クモ膜下出血では棒で殴られた様な激しい頭痛や眼痛や首や肩の凝り、めまい等があるのです。

脳梗塞は脳出血とは逆に血圧が下がった時、例えば血圧の下がる睡眠時に最も起こりやすいのです。

脳血栓と脳塞栓が起こる比率は7:1で、脳血栓の前兆には一過性の脳虚血発作があります。

頚動脈等で粥状硬化が進んで血小板が凝集した血栓が作られ、それが脳に流れて末梢血管に引っかかり、その血栓が崩れ去るまで手足の痺れや麻痺やめまい等を引き起こします。

これを何度か繰り返している内にやがて太い動脈を詰まらせてしまい、本当の脳血栓になってしまいます。

脳塞栓の方には特に前兆がなく、いきなり症状が起こり広い範囲の脳が障害され、片麻庫や言語障害等を来たします。

多くは心臓に弁膜症や心房細動等の心臓病があると、心臓内に凝血塊ができ、それが脳に流れて脳動脈を詰まらせるのです。

脳卒中の危険因子には、まず高血圧が上げられ、心疾患や糖尿病、高脂血症や肥満、酒やたばこやストレス等数多くあります。

また脳出血は血圧の上がる冬に多く、脳梗塞は脱水症状になりやすく血液の粘度が高まる夏に起きやすいのです。

鶴巻温泉治療院