生活習慣病の予防・改善の為の運動としてはウォーキングなどの有酸素運動(エアロビック エクササイズ)が重要な事は間違いありません。
しかし、最近ではそれだけでは十分ではないという考え方が出てきています。
有酸素運動の継続は心肺機能のアップだけでなく、インスリン抵抗性の改善等に有効ですから、第一番に考えるべき運動である事は間違いありません。
しかし下半身の筋力や柔軟性が衰えれば日常生活の活動が狭まったり転倒等に結びつき、QOLがひどく低下します。そこで、アメリカスポーツ医学会によってウエルラウンド・エクササイズ(Well-rounded Exercise)という考え方が推奨されるようになってきたのです。
ウエルラウンドとは、「十分に発達した」とか「バランスの取れた」という様な意味で、有酸素運動に加えて筋肉づくり(レジスタンス トレーニング)と柔軟性トレーニングも欠かせ無いという分けです。
これに加えてバランス運動も大切です。特に加齢に従って筋力の低下率が大きくなりますから、運動量の低下は生活習慣病やその悪化に結び付くので筋力の維持はどうしても必要なのです。
米国スポーツ医学会では次の様な指針を出しています。
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