ハードトレーニングに用心

運動不足の一方で子供のスポーツ障害も増えています。

外傷的なトラブルは勿論ですが、注意しなければならないのが内科的スポーツ障害です。

急性の内科的傷害では、まれではありますが心停止や動脈瘤破裂による突然死、運動誘発性気管支喘息、運動誘発性アナフィラキシー等は命に関わる物ですからメディカルチェックを怠らない様にすべきです。

一方熱中症は100%防止出来る障害ですから水分補給は絶対に欠かせません。

慢性障害では貧血、不整脈やスポーツ心臓、蛋白尿や血尿、慢性疲労、不眠症、生理不順等があります。

特に女子に多いのがスポーツ貧血で、ダイエットしながらの運動が二重に鉄分を不足させる事になります。

女子では生理の様子をきちんと把握しておかなければなりません。

一般に日本ではスポ根的なトレーニングが根強いと言えますが、子供のスポーツでは年齢によって最適運動を考える事、多数種の運動を行う事が原則です。

小児医学では小学生では技術的な事よりも基本動作作り、中学生で基礎体力作り、高校生になって初めて筋肉トレーニングや技術的練習をするペースが良いとされています。

早朝、夕方遅くまでのトレーニングは生活全体のレベルを落とす事も多く成長期の子どもにとっては要注意です。

オーバートレーニングになると不眠、食欲減退、体重減少、動悸、発熱、イライラ、不活発等が見られる様になります。

鶴巻温泉治療院