ゲシュタルト療法は精神分析医のフレデリック・パールズが提唱しました。
その元になったゲシュタルト心理学は形態心理学とも言い、人間は外部の世界をバラバラの寄せ集めとして認識するのでは無く、意味のある一つにまとまった全体(ゲシュタルト)として認識しているという考え方です。
ゲシュタルト療法はその考え方を元に、患者さんの主体性を尊重した自らの「気づき」(Awareness)に着目しています。
この「気づき」を促す為に、精神と身体の関係性に着目して、言葉だけで無く身体表現を療法に取り入れて発展させて来た事が特徴です。
この「気づき」を以下の3の領域に分けています。
身体の内側で起こっている感情、痛み、呼吸、姿勢等を意識化する「気づき」、身体の外部で今実際に起こっている事を視覚や聴覚や触覚など五感を通して感じる「気づき」。
そして頭の中で起こる想像、空想、思考や記憶が心の不安や悩みを引き起こしている事を自己洞察して、「なるほど、そうだったんだ」と納得する3つめの「気づき」です。
ゲシュタルト療法はこの3つの気づきによって、身体と心の全体性を確認して「今、ここ」をあるがままに受け入れる様にサポートします。
そのプロセスでは演劇、夢、自己との対話の技法など様々な技法が応用されます。
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