梗塞や出血によって脳がダメージを受けても、その障害を受けた部分が担当していた機能が回復しない訳ではありません。
確かに神経細胞は死んだら再生しませんが、生きている神経細胞は新しいシナプスを作る事が出来ます。
ひとつの神経細胞が死んだ場合、その細胞が受け持っていた細胞に、生き残った細泡がシナプスを伸ばします。
つまり幹線道路が通れなくなったらバイパスが出来るという訳です。
しかもシナプスは使えば使うほど情報の通りが良くなって来ますから、最初は細くても何度もそのルートを使っている内に段々としっかりした道路に成長して来ると言う訳です。
ただし、神経細胞は目的を持って発芽する訳でなく、たまたま空いていた細胞に気まぐれにシナプスを作っただけなので、時としては迷惑な繋がり方をする事があります。
しかしシナプスはよく使われれば生き残り、使われ無ければ使え無くなって行きますから、マイナスのシナプスは使わない様にすれば良いのです。
つまりこの時に正しい使い方のリハビリをして好ましいシナプスを定着させるようにすれば失われた機能も回復出来る事になるのです。
脳は部位による役割分担がありますが、厳密に限局されている訳ではありませんから残った神経がこの様な代替機能を持つ事が出来るのです。
ただし代替の効かない神経細胞が集まっている部分が障害されると、障害部分が小さくても、どんなにリハビリをしても代替は不可能です
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